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2016年 09月 07日
パンツで目の前真っ暗事件
人生こんな坂、あんな坂 でも「まさか」はございます。 (↑友人が教えてくれたフレーズ) 確かに... The Gurdian のweb記事で トップクラスのダンサーたちが告白する 「私の失敗談」特集がありました。 元ロイヤルのプリンシパル Dercy Bussel のあれこれ 「もう失敗はつきものなのよ~」 と、ユーモアも含めたあっけらかん コメントが面白かったです。 その中で、段トツだったのが ロイヤル・バレエのソリスト Thomas Whiteheadの 「シルヴィ・ギエム様ぱんつ事件」 拙訳にておゆるしください。 ビビりまくってたけど、特に シルヴィ・ギエムなんてときはね。 忘れもしない演目は『マノン』 有名な男性たちの手から手へという シーンで、ボクは肩ごしにギエムを 受けてから2回廻って、正面に下ろし 彼女のアラベスクをサポートして はけるという 担当だったんだ。 4'07"からのシーンでそれは起こった! いざ本番の舞台は それどころじゃなかった。 ギエムの衣装のレースのスカートが まずばさーっ!と頭にかぶさって 音楽が完全に聴こえなくなり 一瞬パニックだった。 そのまま、頭に衣装がからんで どうにもならない次の瞬間 やけくそに引っ張ったら ボクの顔面の前を ギエム様のおしりの割れ目が 通過! あっ!次の瞬間には、ボクの 衣装のボタンに彼女の衣装の パンツがひっかかってしまい びりびり...(脱げちゃった!) この全部の一連の刹那、本当に スローモーションのコマ送り みたいだったよ。 しまいには、力任せにひっぱるより 他にやりようがなかった。 ボタンをひっかけただけのつもりが パンツを破いてしまって 舞台を台無しにしてしまった気分 だったよ。 以前、やらかしちゃった男性の ダンサーたちが、シルヴィから 楽屋お呼び出しをくらっているのを 知ってたし。 でも、ボクの場合なかったんだよ。 なんとか幸運にも免れたんだよね」。 一読大爆笑。 ひとの不幸は蜜の味(おいおい) 歴代のマノンのお衣装。 実は、パンツの部分は 有名なあの振付による破損で、 つぎはぎだらけ?疑惑(爆) いや、とっかえですかね。 マクミランの傑作中の傑作。 現在に至るまで、世界中の 振付家たちに影響を与えている あの有名なシーンの裏側には こんな隠れたエピソードも あるのですね^^ マノンの2幕のお衣装はレースを 幾層にも重ねた 重くてデコラティヴなデザイン。 男性ダンサーたちに 心から同情を感じた記事でした。 ギエム様からのお呼び出し? きゃーっ!!! ごめんなさい、こわーい!^^;
by windtalker2008
| 2016-09-07 13:26
| バレエ雑記帳
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