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2016年 05月 29日
一般向け75分のセッション
ニューヨーク・シティ・バレエが バレエに幅広く触れてもらうことを主旨に 開催する一般向けの公開ワークショップ Ballet Essentials 経験不問で、バランシンの名作 「セレナーデ」「ウェスタン・シンフォニー」の 一部の振付を体験できるとかで ちょうど旅行の日程にも噛みあい ドキドキしつつ、NYCBのリハーサルスタジオに 向かいました。 5/21の週末土曜日の午前。 今シーズンの最終回の開催。 普段、SABの生徒やNYCBのダンサーが レッスンやリハーサルを行う リンカーンセンターに隣接したビルの 天井の高い8Fの開放的なお部屋。 びっくりしたのは、「バーの位置が高い!」 壁面取り付けのバーにつかまりましたが 110cmくらいありました。 40人の実にバラエティに富んだ生徒さん達。 この写真の右のグリーンのTシャツに めがねのおじさんは常連参加者らしく 今回も発見(笑) センター前列に堂々としているのが すごかった~。 最初に軽くバーとセンター。 1st 2nd 4th 5thのプリエからですが 対象が一般で、未経験者可のため グラン・プリエは省略です。 タンデュ、デガジェのアンクロワ。 フォンデュくらいの軽いウォームアップ。 センターで、振り写しの指導が始まります。 バランシンの名作「セレナーデ」 生ピアノの演奏に合わせ 左手をかざしたときは感動で うっときました^^; デモと指導は、Marika Anderson 大きな瞳にスーパー小顔。 すらりと無駄なものがいっさいついて いないボディ。 説明が適切で、ていねいで ありがたかったのですが どんどん進みます。 6番ポジションからスパッと1番へ。 バランシンらしいオフバランスの 繰り返しのあと、ススで反対側に はけていくところまで。 次はプリンシパルの Jared Angle が担当。 「ウェスタン・シンフォニー」の フィナーレの一部から。 ステップ、ステップ エカルテへバットマン・ジュテ アラベスク・プリエ・パ・ドヴレ 左右に大きくアッサンブレ 私よりはるかに人生の先輩と思える方も それぞれのペースで楽しく からだを動かします。 アメリカの女性ってすごいな~と 感心したのは、「これがアタシよ」 と、自分に誇りを持って 存在感を主張するのをためらいません。 迫力豊満なボディの背中一面にタトゥー。 真っ白なシアーのレオタにピンタイという 参加者がいらしたり この日のためのスペシャル・コーデ といった派手めなパステルカラーと白で まとめて「わたし絶対目立つつもり」 ファイト満々な鏡左手角の最前列 (日本のお稽古場では、暗黙の了解で その日一番お上手な方が立つ お手本ポジション) の場所とり合戦(笑) なごやかですが、我こそは一番 教えてもらえる場所にと 遠慮ゼロ。突っ込んでいきます。 私はもちろん後ろの方で えっさほいっさしてました^^ 動けなくても、まさに「動じない」 彼等に、小心ものの私は圧倒されて 感心しきり^^; 実に楽しく、軽い汗を流し 振りが終わったら次は レクチャー&質問タイム。 ボランティアの方の運営もスマートで 最初に例として、MCの方自身が 質問の口火を切り 上手にオリエンテーションしていました。 14歳のときに初めて「セレナーデ」を 踊ったそうで、バランシンの作品の中でも 特別な思い入れ、思い出があるものの ひとつだそうです。 Jaredは、長くレパートリーとして 踊り継がれるうちに、多様な解釈が生まれ たとえば手首ひとつの角度、音取りなど 40年代、50年代、60年代...と 残されている資料や動画の変遷を 比較してみるととても 面白いですよと教えてくれました。 この大人気企画。先着順なので、すぐに Sold OUTになってしまったそうです。 終わって、サインと記念撮影をしていただき 本当に楽しい体験でした! 日本のバレエ団でも、ファンサービスの 一環として「プリンシパルと一緒に踊ろう!」 みたいに企画すると、作品への理解も深まり 収益面でもプラスになって 良いのではと思いました。 翌日、MarikaとJaredが踊った 「セレナーデ」と「ウェスタン・シンフォニー」 は、わたしの眼とこころに深く 焼き付いています。 Ballet Essentials Saturday May 21, 2016 Jared Angle/Marika Anderson/Alan Moverman(pianist) NYCB's education programs for children and adults
by windtalker2008
| 2016-05-29 09:04
| バレエ雑記帳
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Comments(4)
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bibourokutosite at 2016-05-29 09:50
とても良い体験をなさったのですね。
この記事読んで「そうだ、人の目なんか気にせずに自分がやりたいと思うことはどんどんやってみよう」との気持ちがますます強くなりました。 それと同時に多様な人々を受け入れて体験させてくれるバレエ団(だけではないのでしょうけれど)の懐の深さが素晴らしいなあと思います。
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windtalker2008 at 2016-05-29 10:27
> bibouさま
得難い体験と、良い思い出になりました^^NYは2回目ですが、いったいいつ以来?...というほどひさしぶりのことでした。おっしゃるとおり、「こう思われたらどうしよう」「あんなふうに受け取られたくない」という気持ちは、おとなであればあるほど強まります。 でも無遠慮ではないこと、取り越し苦労や気にし過ぎは、心配することはないのだと、私も学びました。ちょっとアブナイおばちゃんって、可愛いじゃないですか~(笑)痛いひとにはならないように努力しつつも、勇気は持ちたいです。 多様なひとたちが、エネルギッシュに活動する街の息づかいに触れた1週間でした^^
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londonphoto at 2016-05-29 18:39
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windtalker2008 at 2016-05-30 18:17
> londonphotoさま
とても有意義な経験でした^^セレナーデは初めてバランシンに触れた記念の作品で、私も大好きです。先生のカウントに合わせてスタジオで一緒に動いたときのドキドキと感動はわすれがたいものになりました。
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