最新の記事
カテゴリ
最新のコメント
2008からのBlog
検索
フォロー中のブログ
バレエ劇団噴水 猫飯診療所-乳がん再発の記録 私たちは20世紀に生まれた Monmouth Te... あわてず急がず ヤマザキマリ・Seque... ちりめん戯縫 岩田守弘オフィシャルブログ 清く、正しく、美しく! わたしの毎日 ツジメシ。プロダクトデザ... No Reservati... 美しいものづくり SoL ~ Slice ... 新・きいのバレエとゴハン帳 犬とバレエと美味しい食べ物 tiny piece Photos from ... Like Green E... ラマがいない生活 balletな毎日 rhizome2-地下茎- 残り日々をどう楽しむ? パリのおいしい日々5 P... 外部リンク
以前の記事
タグ
バレエ
パリ・オペラ座
ロイヤル・バレエ
レオタード
ポアント
NYCB
YouTUBE
ABT
バレエ衣装
マリンスキー・バレエ
くるみ割り人形
Blissful Touch
オレリー・デュポン
バレエ・シューズ
ドロテ・ジルベール
金子扶生
人形町
ジゼル
ウリヤナ・ロパートキナ
恵比寿
ブログジャンル
画像一覧
|
2014年 09月 05日
天井桟敷にて
2日間Bunkamuraオーチャードホールの25周年を お祝いするガラ公演があり、オペラの抜粋と バレエの作品のミックス・ビルでした。 開演時間がどうがんばっても間に合わず あきらめていたところ、 先輩がなんと「立見席」を当日に 取ってくれたのです。 最初の一演目は観れませんでしたが、 汗だくで駅から走り 熊川哲也・吉田都組の「アルルの女」も 観ることができました。 立見席の天井桟敷は、3階席の両袖側の バルコニーで普通はスタッフ用の スペースです。 しかし、下手側から舞台を俯瞰できて 立ちっぱなしは少々大変でしたが 公演をすっかり堪能できました。 オケピは丸見え。 上にストレートに音が抜けてくるので 指揮者の方のブレスまで 聞き取れます。 何よりも眼福だったのは 熊川さんの超絶テクニックを 例えばレボルタードを 普通の舞台鑑賞なら ありえない角度から ばっちりと観ることができました。 どれだけすごいことをしているのか まざまざとわかるという スペシャルな位置の席でした。 今回ガラに招かれた 今年PNBのプリンシパルを引退された 中村かおりさん、ENBの加瀬栞さんの おふたりの踊りを見ることができたのも 望外の喜びでした。 中村さんは、フィナーレのオネーギンから ラリーナワルツで、何気ない風に くるりと一回廻ったスローピルエットに 鳥肌がたちました。 加瀬さんは、ベンジャミン・ブリテンの音楽を 全身はもちろん つま先を歌わせ、鍵盤をひくがとごきの 細やかな華麗なアレグロのステップで 目をとらえたまま、吸い寄せられてしまいます。 そして吉田都さん。 アルルの女は、私はドミニク・カルフーニの イメージが強かったのですが 清楚さ、真剣さ 愛の起伏の大波に翻弄される 美しき女性として造形した その踊りの素晴らしさに感動しました。 立っているだけ 歩くだけで 豊かな活き活きとした存在を 感じさせる凄さ。 公演全体をプロデュースした熊川さんの 定番ものの 祝祭的古典のパ・ド・ドゥを ひとつも入れなかったこだわり。 モダンな作品を興味深く、面白く 観る、魅せる観客と作品を提供する側の 成熟を願ってのことと 感じました。 この公演のDVD、出てほしいものです。 My Tumblr(おもにバレエ関係の画像です)
by windtalker2008
| 2014-09-05 00:58
| バレエ雑記帳
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||