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2014年 09月 24日
ガス抜き
寝たきりの父から 会話で投げかけられた なにげないことば。 受け流しながら ちょっと傷つく。 健康状態の条件ゆえ 帰宅できないという 最大のストレスとジレンマが 存在する以上 いたしかたなしと わかっていても 生身から発せられた ことばの持つ破壊力は なかなかのものだ。 終日、母につきあい 買い物や食事をした。 お互いにガス抜きが 必要だった。 こんなこと言われちゃったと こぼしたら 母は似たようなことで 悩み、疲れ切って 何度帰宅のバスの 最後部の片隅で ひっそりと泣いたか わからないわと みるみる涙ぐんだ。 「あなたには わからないわよ。 私のパパへの思いは」 ああ、泣かせてしまったと 大慌てであたふたする。 えーい、未熟ものの 自分め・・・。 ごめん、ごめんね。 「それでもね 元気でいてくれるという ことなんだから」と 目じりの涙のつぶを 指先に移しながら言う様子が なんだかとても いじらしかった。 人間の感情の営みは 日々上書き更新 されていく。 それはまっさらな ものではなく、 過去のデータを 表面上はぬぐい取った 再起動だ。 やっかいなことに そのデータは確実正確に 受け継がれないことがあり 曲解、誤解が入って 思いがけないかたちで 噴き出して 自分とまわりのひとを 苦しめる。 そのささいなはじまりには たどりたどった末に 「こんなことで」と 驚かされることも多い。 想像力が働きすぎたり 時系列がふっとんで 会話していて 会話が実は成立していなかった?と がくぜんとすることも 最近はしばしばある。 代わりといっては なんだけれど、 最近一番うれしかったことも 母に報告した。 「この間訪ねたときは 開口一番『スコットランドはどうなったんだ?』って 聞かれたよ。 今までTVのニュースも あまり関心を寄せなかったのにね」 「まあ、そうだったの? 良かった」 あと2か月で 一年がたつ。 季節が四つ巡ったのが 信じられない 怒涛の日々。 飛ぶように時が 先を急ぐ。
by windtalker2008
| 2014-09-24 23:18
| 徒然
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