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2014年 03月 04日
濃密さの中の濃淡
ひさしぶりに 本を読み夜明かしをした。 まだ公には発表されていない 試読の段階の原稿は きっちりと仕上げられており 素読みで一か所しか誤記がない。 その入念さに 恐れ入り、頭が下がる。 dense 辞書をひいてみる。 【形】
原稿は旅記だった。 一読して 頭にはこの単語が ぷかりと浮かんだ。 前後の脈絡で ポジティブな意味として この言葉が浮上したのだと思う。 文章にはポリフォニックに 一定のいそがない メロディーとリズムとテンポが 清流のように走り、 その淡泊な表現から 導き出されるものは 逆にとても濃厚だった。 その一語一句を 何度もいきつもどりつ 呻吟して選んだのは 容易に想像がつく。 denseになったのは 私にはしごく自然にも思えた。 濃密の中の濃淡を ともに旅する悦楽を 選び抜いた画像とキャプションが ガイドしてくれて 踏み入ることがなかなか難しい 彼の地の、ひとびとの 生活の一コマが 臨場感たっぷりに 目の前に姿をみせる。 なによりもうたれたのは 旅することへの みずみずしすぎるほどの 滴るような 内在するよろこびと 自分への自問が、 流れたときへの いとおしみとともに 記されていたからだと思う。 そんな文章に 久しく会えずにいたし 私は書けない。 羨望の念と、読後の放心に しばらくうたれて カップの残りの お茶を一気に干した。 読了の勢いでの 自分のためのメモ。
by windtalker2008
| 2014-03-04 11:10
| 徒然
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